« 公庫金利 | Main | 聞こえない声 »

September 26, 2004

修繕積立金とペイオフ

 多くのマンションでは修繕積立金の預け先は銀行です。十分に蓄えている修繕積立金が、預け先銀行の破綻で危機に陥るケースを考えたい。
 来年4月にペイオフが完全解禁されます。修繕積立金を1000万ずつ定期にして分散したり、定期預金普通預金に変更したりのペイオフ対策が一般的です。「決済用預金」を大手銀行が導入するなど銀行側からの対策もあります。決済用預金は、金利はつきませんが、預金保険の対象となり保護されます。しかし、運用上のメリットはまったくありません。
 そこでお奨めできるのは「マンションすまい・る債」、住宅金融公庫が発行する「住宅金融公庫住宅宅地債権(マンション修繕コース)」の愛称で、修繕積立金より毎年1回ずつ公庫が発行する債券(利付き10年債)を継続的に最高10回(10年)積み立てるものです。1年経てば中途換金も可能で、銀行金利よりも若干ですが有利です。
 次に商工中金のワリショーもお奨めできます。利回りは期待できませんが、政府80%出資の政府系金融機関ですから、安全です。1000万未満に分散する手間が省けるだけでも検討の余地があります。
 10年に一度の大修繕を計画するマンションでは、区分所有者から預かった大事な積立金をペイオフで思わぬ計画変更とならぬように金融商品選択から準備されることをお奨めします。

|

« 公庫金利 | Main | 聞こえない声 »

「不動産運用設計」カテゴリの記事