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February 02, 2005

個人金融資産

 日本の個人資産は1400兆円と言われている。戦後勤勉に働いて、貯めてきた日本人の心の財産ともいえる。しかし、これらの資産は大半が貯蓄の積み上げやその他の金融資産の取得によってなされてきたのが特徴だ。インフレ分の修正を加えると、金利を含む運用益による試算積み増し効果は極めて少ない。
 1975年から2003年までの個人金融資産形成に対する運用益の貢献度合いを見ると、米国の場合は約三割にも及ぶのに対して、日本ではわずか3%に過ぎない。日本人の安全、着実な預金志向もあるが、日本の金融商品は分かりにくすぎる。しかも、破綻が多く安心できない。
 このまま預金以外の投資先に迷わされると2025年までに個人資産総額は漸減し、900兆円ほどになると予想される。高齢化社会を迎えて貯蓄を取り崩す層が拡大する。このままでは国力の低下や国際金融収支の均衡が崩れる可能性がある。
 勤労期間を延長し、貯蓄行動を継続してもらいながら、有利な資産運用サービスを効率よく提供することが重要だ。FPの出番だ。

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